酸素カプセルとは

酸素カプセル

私たちは普段、呼吸によって酸素を体内に取り入れて生活をしていますが、環境汚染などにより、現代は慢性的な酸素不足と言われています。人が生きていく上で最適な空気中の酸素濃度は、およそ30%と言われていますが、それに対して、現在では約21%というデータもでています。

これからも大気汚染や森林伐採の影響で、酸素はさらに減りつつあります。そのような酸素不足状態の現代人を、ケアするために発明されたのが「酸素カプセル」です。

酸素カプセルの効果

酸素カプセルと通常の空気の違い

酸素カプセルの正式名称は「高気圧酸素カプセル」と言います。体と気圧の関係は深く、気圧によって体調は大きく影響を受けます。

通常の大気の酸素濃度が21%であるのに対し、酸素カプセル内ではその濃度が30%まで上昇します。こうした1.30 気圧の高気圧環境により、効率的な酸素摂取が可能になるのです。

肉体疲労の回復

酸素中には、疲労やだるさの原因となる血中乳酸を分解・除去する成分が含まれています。たっぷりと酸素を摂取できれば疲労の回復を早められます。

また、私たちが感じる「疲れ」には、脳の酸素不足が影響している場合があります。脳への酸素供給量が減ると、酸素不足がストレスとなって脳に蓄積し、強い疲労感へ繋がってしまうのです。

集中力の向上

脳では、人が1回の呼吸で摂取する約4分の1の酸素が消費されています。 酸素が十分に行きわたった状態の脳は、活発に働くことができるようです。

ある実験で、高濃度の酸素を吸いながら英単語を覚えたグループと、普通の状態で英単語を覚えたグループの2つに分けて翌日にテストを行いました。その結果、酸素を吸ったグループの方が多くの単語を覚えていたというデータが出たのです。

美肌効果・アンチエイジング

肌を健康に保つには、新しい細胞の働きが必要です。 古い細胞が新しい細胞によって押し上げられ、はがれ落ちていくことで健康的な肌が生まれます。

この肌作りには、新陳代謝を活性化させるために酸素が重要な働きを担います。細胞内に酸素が与えられると、細胞の活動が活発になり肌のターンオーバーを正常化させます。

睡眠不足の解消

最近話題になっている「睡眠負債」。これは日々の睡眠が足りないことにより、心身にマイナス要因が積み重なっていく状態のことを言います。

血中の酸素濃度を上がると、自律神経が落ち着きます。そうすることで、質の良い睡眠をとれるようになるのです。

酸素濃度を上げるため酸素カプセルを使用し、効率よく酸素を摂取しながら眠れば、約1/3 の時間で通常の睡眠時間と同様の休息、またはリラックス効果を感じることができるそうです。

自己治癒力の向上

ケガの回復にはたくさんの酸素が必要です。 酸素カプセルには溶解型酸素の量を増やす働きがあります。

筋肉や靭帯の損傷、骨折などで細胞が傷ついた場合も、回復に欠かせない酸素を効率よく運んでくれるので、早期の回復に役立ちます。

二日酔いの回復

酸素不足が二日酔いの原因になることがあります。そもそも「酔う」とは、血液中のアルコールの量が、アルコールを分解する速さを上回る事で起こります。アルコール分解にはたくさんの酸素が使われて酸素不足に陥るため、二日酔いの原因となるのです。

二日酔いを予防するなら、お酒を飲む前に酸素カプセルを利用すると良いでしょう。体内の酸素を十分に蓄える事で酸素不足を防ぎ、酔いの症状を和らげることができます。

健康について

酸素カプセルは健康に良い影響を与える

酸素カプセルでは「溶解型酸素」という小さな分子を体内に取り入れることができます。溶解型酸素には、血液のめぐりを良くする効力があります。血流が良くなることで、肩こりや腰痛の症状が和らぎます。

また溶解型酸素はサイズが小さく、毛細血管まで届きやすいのが特徴で、酸素をからだ全体に供給して代謝を向上させます。

目・肩・腰のリフレッシュ効果

酸素カプセルに入ると「溶解型酸素」という小さな分子を体内に取り入れられます。溶解型酸素は、サイズが小さく毛細血管まで届きやすく、効率的に酸素をからだ全体に供給し、代謝を向上させます。さらに、血液をサラサラにする効力もあるので、血流が良くなり、肩こりや腰痛の症状を緩和します。

人間の体は酸素をたくさん取り込むと、細胞の一つひとつが活性化し、エネルギーを積極的に生産するようになります。 有酸素運動だけでなく、日々意識的に深呼吸を行うことは心身を安定させる効果を発揮します。 最近では毛細血管やリンパ液など、体内に酸素を届けられる「酸素カプセル」を活用して、質の良い酸素吸入を行う健康法が注目されています。

酸素とカラダ

現在、地球上のいたるところで大気汚染、環境悪化などによる酸素不足が起きています。
数百年前は25%近かった大気中の酸素濃度が現在では平均して21%まで落ちています。
更にストレス、不規則な生活習慣、喫煙、飲酒、体力の衰えによって、現代人は慢性的な酸素不足に陥っています。

空気中の酸素濃度が低下することを「酸素欠乏症」と言い、人体が酸素濃度18%未満の環境におかれると生じます。
酸素不足は様々な疾患の引き金になる可能性もあり、大変危険です。
また、血中酸素濃度が低い人は、痩せづらい体質になってしまったり、疲れが取れにくくなることもあります。

酸素欠乏症

酸素濃度 症状
21% 通常の酵素濃度
18% 安全の下限(要換気)
16% 頭痛・吐き気
12% 目まい・筋力低下
10~6% 失神・昏倒・7~8分以内に死亡
6%以下 瞬時に昏倒・呼吸停止・死亡

酵素の働き

記憶の向上

全身の酸素消費量の20~25%は脳で消費すると言われています。
脳の働きが活発になると、通常よりたくさんの酸素が必要となります。
そして、酸素が十分に供給されると、脳は活発に働いているα波を出している状態になります。
この状態は、集中力や記憶力が高まっていることを示します。

乳酸の分解

疲れは、筋肉に乳酸が溜まっていくと感じるようになってしいます。
肩のコリや身体のだるさも乳酸の仕業です。
酸素はこの乳酸を炭酸ガスと水に分解して体外へ排出します。
プロ野球チームやサッカーチームなどが酸素カプセルをチーム内に設置しているのは、この効果を狙ってのことが多いのです。

ダイエット

糖分や脂肪を燃焼させる脂肪分解酵素のリパーゼが活動するためには、十分な酸素が必要です。
酸素を身体に取り込むことで、新陳代謝をアップさせ、脂肪燃焼を促進し、普段の基礎代謝が高まります。
また、体内の脂肪量には脳内の物質も関係してきます。
脳に酸素を大量に取り込むことで、身体の脂肪量を調節する脳内物質のレプチンが増えてくるといわれています。
このレプチンが正しく働くことで、余分な脂肪を溜め込まないように脳が身体に指令を出してくれます。
そうすることで、太りにくい体質を作ることにもつながるのです。

ケガの回復

イングランド代表のサッカー選手、ベッカム選手が、ワールドカップ直前に骨折をした後、驚異的な回復を見せました。
この時ベッカム選手が使ったといわれるのが高気圧酸素療法です。
酸素カプセルも、ケガの回復には同じような効果があるといわれています。
というのも、筋肉や靭帯の損傷や骨折などで傷ついた細胞を再生するには、多くの酸素を必要とするからです。
また、手足の末端にまで届く溶解型酸素は、細胞の活動を活発にし、血行を促進します。

健康肌へのサポート

酸素カプセルで細胞に届けられる溶解型酸素は毛細血管も通りやすいため、皮膚細胞の活性化も期待でき、新陳代謝も活発になるため、皮膚の再生サイクルが正しく整えられ、美肌効果が期待できます。